コース2 ユニット「感染症診断総論」(担当:検査部 西堀) GIO 感染症診療および院内感染対策に必要な診断学の全体像を理解する。 SBOs 1)感染症の定義および診療の進め方の概略を述べる 2)感染症の確定診断において、病原体の診断とヒトの免疫状態の評価を行う意義を述べる 3)感染症の治療において、病原体の診断とヒトの免疫状態の評価を行う意義を述べる 4)院内感染対策において、病原体の診断とヒトの免疫状態の評価を行う意義を述べる LS 講義、プリント(後掲、予習のうえ実習に持参のこと) EV 1)小テスト 2)教授法などについて評価・意見を求めたアンケート GIO 病原体の診断に用いられる臨床検査の測定原理を把握するとともに、細菌学的検査の各種測定方法につき、検体取扱いと結果解釈の注意点と結びつけて理解する SBOs 1)病原体の主な種類を列記する 2)病原体の診断に用いられる主な臨床検査の測定原理を列記する 3)細菌学的検査の測定原理を列記し、各々の手順を述べる 4)細菌学的検査の測定原理と関連付けて、検体採取、保存および提出時の注意点を述べる 5)細菌学的検査の測定原理と関連付けて、各々の結果解釈における注意点を述べる LS 講義、マルチメディア教材、プリント(後掲、予習のうえ実習に持参のこと) EV 1)小テスト 2)教授法などについて評価・意見を求めたアンケート GIO 基礎微生物学実習の履修を前提に、細菌検査の測定原理および各検査法の具体的手順を理解し、得られた成績を臨床医として的確に使いこなす能力を身につける SBOs 1)細菌の主な染色法につき原理および具体的手順を述べる 2)細菌の培養同定法につき種類、原理および具体的方法の概要を述べる 3)細菌の遺伝子検査法につき種類および測定原理の概要を述べる 4)薬剤感受性検査または薬剤耐性検査の測定原理および具体的手順の概要を述べる 5)グラム染色標本を観察し所見を判定する 6)抗酸菌染色標本を観察し所見を判定する 7)グラム染色・同定検査・感受性検査の結果を総合的に解釈する LS 13:00にコース2実習室に集合し、検査部微生物検査科を見学後、臨床検査医学 細菌・血液実習室(D棟3階)に移動 実検体のグラム染色標本および抗酸菌染色標本の観察、分離培地上のコロニーの観察、細菌検査報告書の解釈演習 使用教材:実習要項(後掲、予習のうえ実習に持参のこと)、検体(痰・尿)、グラム染色用具一式、抗酸菌染色標本、分離培養中の分離培地(BTB寒天・血液寒天・チョコレート寒天等)、演習用細菌検査報告書(当日配布) EV 1)実習の実技・態度を随時評価 2)実習内容・教材・教授法などについて評価・意見を求めたアンケート GIO 主な院内感染症とその防止対策を理解する SBOs 1)院内感染の定義および対策の進め方の概略を述べる 2)主な院内感染症の種類を列記し、それぞれの感染経路および伝播防止対策を述べる 3)抗生物質の使用と耐性菌増加との関係を述べる LS 講義、プリント(後掲、予習のうえ実習に持参のこと) EV 1)小テスト 2)教授法などについて評価・意見を求めたアンケート GIO 医師として院内感染対策に必要な知識と技能を身につける SBOs 1)院内感染対策における医師の役割を述べ適切に実行する 2)院内感染対策における手洗いの目的を述べ適切に実施する 3)院内感染対策における手袋およびその他の感染防護具を適切に使用する 4)留置針経由感染の予防対策を述べそれに沿って適切に操作する 5)針刺し事故の予防対策を述べそれに沿って適切に操作する 6)院内感染症疫学情報を理解し適切な対応をとる LS 次の各ユニット内に分散して実施する。 ・感染予防の実習(火曜4〜5時限):手術手洗い後の手指培養の接種 ・院内感染対策総論(水曜3時限):鼻腔と手指の常在菌培養の接種、注射器の取り扱い、留置針と輸液ラインの取り扱い ・皮膚の消毒(水曜4〜5時限):速乾性手指消毒薬使用後の手指培養の接種 ・院内感染対策実習(木曜3〜5時限):鼻腔および手指培養の判定、院内感染症疫学情報の解釈演習 使用教材:プリント(後掲、予習のうえ実習に持参のこと)、自己検体の分離培地(BTB寒天培地・血液寒天培地・MRSAスクリーニング培地)、注射器、翼状針、留置針、点滴セット、3方活栓、検体容器、セーフティーボックス、演習用院内感染症疫学レポート(当日配布) EV 1)実習の実技・態度を随時評価 2)実習内容・教材・教授法などについて評価・意見を求めたアンケート |