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UIC Q & A

UICのコンサルテーションサービスに寄せられた質問と回答の一部を編集し、代表的なQ&Aとしてこのページに順次掲載します。


目次 / Contents(→質問一覧 / Whole List


質問一覧 / Whole List(→目次 / Contents

一般 / General

技術 / Technology


(Q)最近インターネットが爆発的な広がりを見せていますが、どんなものかよく分からないので不安です。初心者にも分かるように説明してください。

(A)確かにインターネットという言葉をよく目するようになりましたが、実際に利用している人はまだ少なく、使いこなしている人はさらに少ないので、ご心配には及びません。ただし、いずれかの時期に社会生活に不可欠のものとなることは確実なので、そろそろ体験されてはいかがでしょうか。ほとんどインターネットの経験がないが、とにかくどんなものか知りたい方のためのオンライン解説書「1時間でわかるインターネット・エッセンス」を参考になさるとよいでしょう。


(Q)そもそもユーザーインターフェースとは何ですか。簡単に説明してください。

(A)下のイラストに示すように、開発者とユーザーの住んでいる世界は唯一ユーザーインターフェースで重なっているに過ぎません。開発者はコンピュータシステムの制約条件からユーザーインターフェースの機能を規定しようとし、ユーザーは業務の制約条件からからユーザーインターフェースの機能を規定しようとします。医療情報システムのように、非定型業務が随時発生するオンラインリアルタイムシステムでは、従来の開発手法ではこの2者を一致させることは不可能なのです。
ユーザーインターフェースとは
(イラストデザイン:角田達應


(Q)いろいろくふうしてみたのですが、なかなかユーザーフレンドリーなシステムができません。ユーザーインターフェース指向のシステム開発に興味があるのですが、特徴を簡単に説明してください。

(A)下のイラストに示すように、従来はユーザーインターフェースが技術の応用方法を模索するなかで結果的に規定されていました(下段)。これではユーザーのニーズが満足できるという保証は全くありません。そこでユーザーのニーズに基づいてユーザーインターフェースを先に規定し、それに適した技術を選択していくという、従来とは全く逆の発想に基づく、ユーザーインターフェース指向のシステム開発手法が考案されました(上段)。従来手法と比較し、工数が不確定になるという不安要素がありますが、実際は工数がはるかに削減され、かつ格段にユーザーフレンドリーなシステムが実現できるということが実証されつつあります。
ユーザーインターフェース指向のシステム開発
(イラストデザイン:角田達應

また医療現場のように、多様な供給源を持つ情報資源を同時に併用する環境では、それぞれの情報にアクセスする操作がシームレスに行える必要がありますが、従来型の開発手法ではすべてを網羅したシステムを一挙に開発し、あるいは更新する必要が生じるため、膨大なコストを必要としてしまいます。一方、各システムのユーザーインターフェース部分とその他の部分を分離して、その間の情報の受け渡しをきちんと定義すれば、下のイラストに示すように、情報の供給源ごとに別々に開発したシステムを組み合わせた場合でも、上述の手法によるユーザーインターフェースの開発手法が適応でき、ユーザから見るとあたかもひとつのシステムのように操作できるようになります。
統合化され一貫したユーザーフレンドリーなインターフェース
(イラストデザイン:角田達應


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